布団に入る前に(序文)
どうもこんにちは。えてきちというその辺にいる本好きです。
かなり前に某ブログでその日読んだ漫画や小説なんかを紹介していたのですが、ログインメアドとパスが分からなくなりあえなく放置の憂き目に……
その内また何か始めたいなと考えていたのですが、どうせ再開するなら今度は細く長く継続的に出来る物がいいかなと。
そこで、大好きな物語なんだけどやたら難しい言い回しのせいでいまいち薦めにくいと感じていた『千夜一夜物語』を現代語に書き換えて紹介してみようと思い立ちました。
この後はダラダラと説明が続くので、とりあえず読んでみようって方は次の記事へ飛んでください。オナシャス!
『千夜一夜』という物語
女性不信に陥った王様に、才女・シェヘラザードが夜毎色んなお話を聞かせるというメインストーリーを主軸に、恋愛・冒険・エロ・コメディ・SF・訳分からんやつ etc...本当に様々なジャンルの物語を楽しめる内容となっています。
『アラジンと魔法のランプ』『アリババと40人の盗賊』『シンドバッドの冒険』等々、誰しも一度は聞いたであろう超有名な物語達が、実は『千夜一夜物語』の中に含まれるほんの一部分だという事は意外に知られていないのではないでしょうか。(それでいて、これらの話はアラビア語の原典には収録されていなかったという訳の分からない事になっていたりするのですが……w)
人によっては某TCGで色々知ってる人もいたり?
どうしてそんなごった煮寓話集が現代にまで伝わっているのかというとざっくり以下の通り。
①むかーしむかし、ガランというフランスの学者さんが「なんかアラビアに面白いお話集があるから翻訳してみる」と研究を始めた。
②初版が完成してめっちゃ流行る。
③その後も現地の人とかから「こんな話もあるよー」と紹介されては「面白いから付け加えちゃおう。『千夜一夜』だしお話千個あるよね」とどんどん増やしていく。
④そんな感じで未だに完成したとも言えないカオスな物語が生まれましたとさ。
このブログのルール
- 原本として使用するのは筑摩書房「世界文学大系73 千一夜物語」(1964年初版)とする。(マルドリュス版)
- ブログ主が上記の本を読んでざっくり今の言葉に書き換える。
- コメント等でミスの指摘があった場合は記事内容に適宜修正を加える。
- 更新はブログ主が夜書ける時に行い、基本的には物語上の一夜毎で区切る。
以上、よろしくお願いします!